迷いはいらない

雪ひらく (文春文庫 こ 29-4)

• 作者: 小池 真理子
• 出版社/メーカー: 文藝春秋
• 発売日: 2007/03
• メディア: 文庫

胸の高鳴りというのは、突然、何かの拍子に感じてしまう。
ある程度の年齢になると、
だいたい結婚していたり、していたことがあったり、もちろんしていなかったり...
なのにそれは年齢や立場など関係なく、
静かに、激しく燃え上がってしまう。
身体を重ねたことがあってもなくても、
手を触れただけでも、「艶」という言葉が似合う、
そんな付き合いかた。
いわゆる若者にはできない深さ。

をんなは多淫
われも多淫
飽かずわれらは
愛欲に光る
　　　　　　　　　　高村光太郎

この前のが 男女のかけひきなら、こちらは官能。
男の人が書く、ありがちないやらしさはまったくない。
大人しかできないこと、わからないことってあると思う。

何年か前、とあるホテルのラウンジで見かけたその人は、
ただカッコいい、きれいだけではなく、ノーブルな色気とでもいうのか、
そんなオーラが滲み出ていた。

じっと見ていたら失礼だと知りつつも、
時々、何かの理由をつけては何度もその人を視界に入れていた。

その人がどんな人と向かい合っていて、
何を着ていて、何を飲んでいたのか覚えていない。
覚えているのは、その人から出ていたオーラだけ。

その人に大人の女を書かせたら
誰にも真似できないと思う。

恋に落ちる理由なんてない。
胸をときめかせるのに、年齢なんて関係ない。
ただ、ひとりでいるのはどうかと思うという理由だけで
誰かとくっついているのはやだなぁ、何となく。

もうすぐバレンタイン
告白してダメだったら、バレンタインを言い分けにしてみりゃいいさ。
ダメになりそうな空気が流れ始めたら
義理よって言っちゃえば恥ずかしくも何ともないさ。
勝負できる相手がいるってだけいいってことよ。

コメント 15

今日すごいこと知りました・・・
バレンタインは２月１４日なのですね。
毎年分からなくなります･･･
２月１３日だと思っている私。
来年も、そう思ってるんだろうな。
日にち関係なく義理チョコばっかり配り歩いてるから
こういうことになるのよね（笑）
by ぴーすけ君 (2008-02-11 22:46) 

迷わずつき進んじゃうこと、ごくまれ（笑）に。
思わず見とれちゃう人は男性、女性を問わずにあります。

「艶」...いいなぁ♡
by (2008-02-11 23:25) 

ほーりーさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-11 23:33) 

ぴーすけ君、こんばんは。
あらあら、あなたもですか...
実はわたしも、です。
今週なのよね。
その他の義理チョコを忘れておりました。
作る気もありません。
せめて...せめて...
せめて本命というのが１つでもあれば
絶対に忘れないのに。
もう全部忘れちゃおうかっても思ってるの。
by masa (2008-02-11 23:35) 

ｍｏｎａちゃん、こんばんは。
えぇ、見とれます。
見せていただくのはタダなので、
とことん堪能させていただきます。
良い男子を眺めた後、
必ず厳しい現実を突きつけられ、涙を流すことさえあります。
でもね、
鑑賞は大事。
美しいものを見るのは大事。
これでわたしに色気もあればいいのに...
by masa (2008-02-11 23:38) 

きゃ♪今日はすれ違いじゃないみたい^^
私も色気...
masaさんは色気ある人のように感じるのですが？
by (2008-02-11 23:40) 

ｍｏｎａちゃん、今日もビックリ！
あるかって？
んー、どうだろ...
じゃあ、あることにしておいてねっ♪
by masa (2008-02-11 23:50) 

はい♪o(^^)o
by (2008-02-11 23:50) 

そこにいたのね。
by masa (2008-02-11 23:51) 

たろちぅさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-12 22:19) 

ｃｈｉ-さん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-12 22:20) 

ａｅｒｉａｌさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-15 23:51) 

ｋａｔｉｅさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-15 23:52) 

ｒｉｃｏさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-16 07:28) 

ｎｉｃｏさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-18 22:47)