どうもきんぴらが好きみたい。 [ほん]
女って怖くもあり、寂しくも、切なくも、悲しくもある。
女だけに限らず、人ってみんな幸せのカゲに
怖さも寂しさも切なさも悲しさもあるもんなんだよね。
主な登場人物、女4人。
母と娘、その従兄弟の元妻と、
計画的に‘努力’して結婚した(離婚させた)現妻。
元妻のキケンな趣味は、たぶん寂しさの裏返し。
元夫の今の生活、踵を直した靴であるとか、
生地が薄くなってしまったスーツであるとか、ソファーの上の毛布とか
見てしまった時にふと「新しいの買っておけば良かった」ってつぶやくって...
髪を伸ばして料理教室に通って、計画的に‘努力’して妊娠して結婚した現妻より
ずっと人間できてる。
郊外の一戸建て、海の見えるホテルでのゴーカな披露宴、子供...
幸せそう。それだけ聞くと。
でも、女としては、夫のワガママを受け入れて自分はワンルームの部屋に引っ越して、
本当は淋しくても、辛くても、涙こらえて1人で生きている。
ホント、男って勝手だよね。
目先の自分の幸せしか考えていないというか。
読後、ねっ、続きはどうなったの?
ねっ、ねっ、それで?
ちょっとあっさりすぎ。
以前読んだ本で、
元妻が完璧すぎた。
現妻は何もできない。やっても元妻にはかなわない。
今度の妻も元妻のようにできるものだと思っていた。
元妻がしてくれたことは当たり前だと思っていた。
みたいな話があった。
よく言うよね
母親の作る料理が基本になっているって。
口では何とでも言っていても、求めるのは結局母親の手料理って。
料理に限らず、生活すべての基準が母親になっているって。
母→妻の変化だけではなく、
母→元妻→現妻なんて増えちゃったりすると...
慣れるまで大変なんだろうな。
元妻より現妻の方がいいというのは稀な話しらしい。
現妻と生活を共にしていても、心の中のどこかで元妻とくらべてしまったりしている。
複数回、婚姻関係を結んだ男たちからよく聞く。
という話しとは違って
友人から、彼女と一緒に暮らすという話しを聞いた。
これまで何度となく彼女のことは聞いていた。
料理は全くといっていいほどできないらしい。
お味噌汁、作れるみたい。
目玉焼き、作れるみたい。
一緒に暮らすといっても、仕事が忙しいといっても、
ご飯、きちんと食べさせてもらえるだろうか。
(友人も料理好きではあるけれど)
お惣菜を並べて終わりだったりするんだろうか。
ボクも仕事忙しいし、帰りも遅いからご飯なんていいよって言ったりするんだろうか。
朝もいいよ。キミの方が早く出るんだから。
ボクは1人で適当にやるからいいよって言うんだろうか。
お休みの日も、どこかに食べに行けばいいよなんて言うんだろうか。
友達はたぶん、きんぴら好きだよね。
作ってもらえるんだろうか。
部屋の掃除も洗濯も、やるんだろうか。
あの本の現妻のように、‘計画的’に‘努力’して妊娠しようとするのだろうか。
姑の気持ち、ちょっとだけわかる。
男は退屈から結婚する
女は物好きから結婚する
そして双方とも失望する
/ オスカー・ワイルド
読んでみよっと♪
by ぴーすけ君 (2008-02-02 15:51)
現妻は元妻の立場に自分がおかれる可能性もある。
って一文をどこかで見ました。
オスカー・ワイルドって?と検索しちゃいましたわ。
by (2008-02-02 23:35)
ぴーすけ君、こんばんは。
読んでみてみて♪
すぐに読み終わるから^^;
あのね、
例のカップル、彼女がその地下鉄に乗ってる。
兄ちゃんはいつもは別な路線
そんな感じがするんだけど...
by masa (2008-02-03 00:25)
monaちゃん、こんばんは。
おぉーっ!いい言葉だ。
‘現妻も元妻におかれる可能性がある’
・・・わたしも元妻にされる可能性もある・・・
奥深い
by masa (2008-02-03 00:27)
‘計画’も‘努力’もしなくていいから結婚したかも。
‘計画’も‘努力’も仕事だけで十分だーって思っちゃうよ。
by たろちぅ (2008-02-04 04:25)
nicoさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-04 11:37)
chi-さん、ありがとうこざいます。
by masa (2008-02-04 11:37)
つなみさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-04 11:37)
katieさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-04 11:38)
katieさん、ありがとうございます。
by masa (2008-02-04 11:38)
たろちぅさん、こんにちは。
ワタシは‘計画’も‘努力’も気がつかないうちに結婚しちゃいました。
ホントだ。仕事だけでいいや。
by masa (2008-02-04 11:40)