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マルコの気持ち [つぶやく]



母さんが乗った船を追いかけるマルコ、
そんな気持ちらしい。


北や南のダイガクに行くコドモを送り出す季節だった
先週あたり。


「コドモを置いてきて、一人で帰る時、
どうしてこんなに泣けるのか自分でも不思議だった。
ウチに帰れば他にコドモが3人もいるのに」

「これでやって羽根を伸ばせるって喜んでいたのに、
辛くって仕方ない」

「新幹線のドアが閉まった瞬間に泣けて泣けて仕方なかった」

「新幹線に乗せるなら、トーキョー駅よりシナガワ駅のほうがいい。
だって別れの辛さは一瞬だけだから」

「飛行機が飛び立ったのを見たら、涙が溢れてきて、
フェンスにしがみついて泣いたわ」

「カレーを作っていて、そういえば‘カレーが食べたい’って言ってたってのを
思い出して切なくなったの。
あのコ、ちゃんとカレー作れるかしら」


そんな話しを何回も何回も聞いた。


コドモがダイガクセーになったら、思いっきり遊ぼうねって
みんなで約束していたのに。

なのにみんな、特に夕暮れ時が辛くてたまらないらしい。


「娘が遠くの学校に進学してしまってから2ヶ月ぐらいは
娘の部屋に入れなかった」
とか、
「娘が留学してからしばらくは泣いて暮らした」という話を、
うなづきつつも、心の中では「へーーえ」みたいな、
何の実感もなく聞いていたのだけれど、
このところ、コドモの前では涙しないようにしているのにって話しは、
胸がきゅーんとなって仕方ない。

自宅から通えるって、ある意味しあわせなのかもしれないな。

子離れしているつもりで、コーコーセーだった頃は
手をかけることなんてほとんどなかったとしても、
やっぱり出て行くとなると辛いんだろうなぁ。


もし、ムスメがいなくなったとしたら、
わたし、しばらくご飯作れなくなるかもしれない。



「ひとりでウチにいられないのよ」とお誘いを受けて、
あれこれ話しを聞いた日、帰宅してラジオをつけてみたら
この曲が流れてた。



聴きながら、わたしも泣けてしまったのは、
きっと窓の外の夕焼けがきれいだったからということにしておこう。

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