はだいろのたいつ [つぶやく]
「はだいろのたいつ」
間違えではないのだろうけど、
一応ダイガクセーになったのだから、正式名称を覚えてもいいんじゃないかと思った。
でも、面白いからそのままでもいいかなぁ…
とも思ったり。
‘くろくてうすいたいつ’にしようか、‘はだいろのたいつ’にしようか、
さんざん悩んで‘はだいろのたいつ’を履き、
できたてほやほやのスーツを身に纏い、
慣れないヒールちょっと高めの‘お靴’を履いて、
‘ダイガクセーらしいお化粧’をしたムスメを従い電車に乗る。
「そう、この電車に乗って2年間通ったわ」
大学に入って最初の2年間を除き、徒歩通学をしていたという、
もったいない人生を歩んできたわたしには感慨深いものがあるのぉ。
初めての定期券を手にした時のどきどきわくわく感だとか、
あの頃は嬉しいながらも電車に乗らないで学校に通えた便利さ加減とか、
当時とは大きく違ってしまった車窓だとか、いろいろなことが頭をよぎる。
真新しいスーツを着た少年少女、その他もろもろで混んでいても、
そんなの関係ない。
同じ学校にムスメが通う。
しみじみとしてくる。
なのに・・・
なんじゃい、こりゃ。
駅のホームから押せや押せやの大混雑。
ダイガクのサイトには、
「混みあいますので、改札付近での待ち合わせはしないでください」
とはあったものの、まさかこれほどまでとは。
桜も満開。
桜の木の下で写真を撮り、「こんなに大きくなりました」なんて一文と共に、
ムスメ10代最後となる、今度の年賀状にしようと思っていたのに、
写真どころか、どこもかしこも大混雑。
それでも懐かしのキャンパス。
ムスメがこのキャンパスに通うのは、1年だけとはしても、
感慨深いものがあるなぁ。
目頭が熱くなりそうだ。
それにしても、この混雑ったら何?
もう諦めました、年賀状の写真。
近頃のダイガクの入学式ってのは、当たり前のように親がついてきます。
いや、よく見ていると、両親だけではなく、
ジジババ付きというツワモノまでいらっしゃいます。
そして、イマドキの待ち合わせってのは、
詳しい場所と時間を決めずとも、ケータイひとつあれば済むのだから
ありがたい。
ムスメもコーコーのお友達と何やらメールしたりしている。
「○○ちゃんはこの辺りにいるんだって。
△△ちゃんはあの辺りで・・・」
そんなことを隣で言っていると同時に、
わたしのケータイもさっきからメールが入ってきている。
見てみれば、誰?
「どこにいる?」って何?
アドレスに登録もしていない人と待ち合わせなんかしていないし。
もしかして、これって、時々やってくる、
‘あなたにぴったりな素敵な女性が’という、類のものかしらん?
にしても、だ。
「どこにいる?」がしつこい。
さらに非通知で電話までかかってくる。
メールといい、電話といい、迷惑この上ない。
普段は非通知は一切無視することにしているものの、
あまりのしつこさに勇気を持って出ることにしよう。
もしかしたら、誰かが間違ってかけているかもしれないし。
「オレだ」
オレ?
非通知でかけてくるオレさまなんか、わたし知らない。
何も答えずに電話を切り、ちょいと考える。
これって詐欺のあれ?
困ったなぁ・・・
これも何かの経験と、そのままATM機の前に行き、
言われるがまま、こちらも気を動転させるみたいな演技をしつつ
言われた通りの額を振り込んであげたいものの、
悲しいかな、それほどの残高もない。
参った。
でもまぁ、振り込まずとも話しぐらいは聞いてあげよう。
今度かかってきたら、「オレさま」は何とおっしゃるかしら。
ゆっくり考える間もなく、非通知の、推定「オレさま」から電話がかかってきた。
「オレだ。どうして切るんだ」
あっ!この声はもしや・・・!!!
「どこにいるんだ。もう着いているのか」
どうしてジイジがっ!!!
なにゆえジイジがそこにいるんだということは、
事情により省くとして。
真新しいスーツに身を包んだ少年少女(主として少年)を見てみると、
なんだかなぁ~、今までお勉強一筋で来たんだろうなぁという子と、
ものすごく気合を入れてきたのに、何かちょっと違うぞよの子がちらほら。
その中で1人、「うわぁ、やっちゃった」と、見てしまったこっちが
恥ずかしくなる少年発見。
髪の毛の色、茶色金色という単色ではあらわせられないくらいの
緑かかった金色。
眉毛細い。
首元には、ヴィ○○のマフラー。
ものすごーーーっく考えたんだろうな・・・
スーツなんかストライプだし。
それがまったく似合ってないし。
時々、ありがとう♪と頭を下げたくなる鑑賞し続けていたい男子がいたから
ありがたい。
なにゆえジイジとか、そんなことはどうでも・・・よくないが、
とりあえず良しとしておこう。
ジイジとは別に、わたしはある人と会う約束をしていたのだから。
「ここよー」
「あらぁ、久しぶり~」
そう、わたしが待ち合わせをしていたのは、元カレくん母。
トモダチと待ち合わせをして、「それじゃ後で」とどこかに行ってしまったムスメとは違い、
母の後ろには、スーツを来た元カレくんがいるではありませんか。
いやぁ、この前元カレくんに会ったのは、いったいどれくらい前だったのか
思い出せないけれど、あの頃とはちょっと違う。
「大きくなったわね」
あぁ、わたしったら何ということを。
でもそれしか言えないから仕方ない。
実際に、あれからちよっと大きくなったような感じだし。
「これから何かあったら、ボクがムスメちゃんをお守りします」
!!!
「あなたねっ、ちょっと言うことが違うわよ」
その通りかもしれませんね、
元カレくん母。
ジイジはさておき、これから元カレくんとムスメは同級生。
さて、どうなりますことやら。
目がはなせませんっ。
間違えではないのだろうけど、
一応ダイガクセーになったのだから、正式名称を覚えてもいいんじゃないかと思った。
でも、面白いからそのままでもいいかなぁ…
とも思ったり。
‘くろくてうすいたいつ’にしようか、‘はだいろのたいつ’にしようか、
さんざん悩んで‘はだいろのたいつ’を履き、
できたてほやほやのスーツを身に纏い、
慣れないヒールちょっと高めの‘お靴’を履いて、
‘ダイガクセーらしいお化粧’をしたムスメを従い電車に乗る。
「そう、この電車に乗って2年間通ったわ」
大学に入って最初の2年間を除き、徒歩通学をしていたという、
もったいない人生を歩んできたわたしには感慨深いものがあるのぉ。
初めての定期券を手にした時のどきどきわくわく感だとか、
あの頃は嬉しいながらも電車に乗らないで学校に通えた便利さ加減とか、
当時とは大きく違ってしまった車窓だとか、いろいろなことが頭をよぎる。
真新しいスーツを着た少年少女、その他もろもろで混んでいても、
そんなの関係ない。
同じ学校にムスメが通う。
しみじみとしてくる。
なのに・・・
なんじゃい、こりゃ。
駅のホームから押せや押せやの大混雑。
ダイガクのサイトには、
「混みあいますので、改札付近での待ち合わせはしないでください」
とはあったものの、まさかこれほどまでとは。
桜も満開。
桜の木の下で写真を撮り、「こんなに大きくなりました」なんて一文と共に、
ムスメ10代最後となる、今度の年賀状にしようと思っていたのに、
写真どころか、どこもかしこも大混雑。
それでも懐かしのキャンパス。
ムスメがこのキャンパスに通うのは、1年だけとはしても、
感慨深いものがあるなぁ。
目頭が熱くなりそうだ。
それにしても、この混雑ったら何?
もう諦めました、年賀状の写真。
近頃のダイガクの入学式ってのは、当たり前のように親がついてきます。
いや、よく見ていると、両親だけではなく、
ジジババ付きというツワモノまでいらっしゃいます。
そして、イマドキの待ち合わせってのは、
詳しい場所と時間を決めずとも、ケータイひとつあれば済むのだから
ありがたい。
ムスメもコーコーのお友達と何やらメールしたりしている。
「○○ちゃんはこの辺りにいるんだって。
△△ちゃんはあの辺りで・・・」
そんなことを隣で言っていると同時に、
わたしのケータイもさっきからメールが入ってきている。
見てみれば、誰?
「どこにいる?」って何?
アドレスに登録もしていない人と待ち合わせなんかしていないし。
もしかして、これって、時々やってくる、
‘あなたにぴったりな素敵な女性が’という、類のものかしらん?
にしても、だ。
「どこにいる?」がしつこい。
さらに非通知で電話までかかってくる。
メールといい、電話といい、迷惑この上ない。
普段は非通知は一切無視することにしているものの、
あまりのしつこさに勇気を持って出ることにしよう。
もしかしたら、誰かが間違ってかけているかもしれないし。
「オレだ」
オレ?
非通知でかけてくるオレさまなんか、わたし知らない。
何も答えずに電話を切り、ちょいと考える。
これって詐欺のあれ?
困ったなぁ・・・
これも何かの経験と、そのままATM機の前に行き、
言われるがまま、こちらも気を動転させるみたいな演技をしつつ
言われた通りの額を振り込んであげたいものの、
悲しいかな、それほどの残高もない。
参った。
でもまぁ、振り込まずとも話しぐらいは聞いてあげよう。
今度かかってきたら、「オレさま」は何とおっしゃるかしら。
ゆっくり考える間もなく、非通知の、推定「オレさま」から電話がかかってきた。
「オレだ。どうして切るんだ」
あっ!この声はもしや・・・!!!
「どこにいるんだ。もう着いているのか」
どうしてジイジがっ!!!
なにゆえジイジがそこにいるんだということは、
事情により省くとして。
真新しいスーツに身を包んだ少年少女(主として少年)を見てみると、
なんだかなぁ~、今までお勉強一筋で来たんだろうなぁという子と、
ものすごく気合を入れてきたのに、何かちょっと違うぞよの子がちらほら。
その中で1人、「うわぁ、やっちゃった」と、見てしまったこっちが
恥ずかしくなる少年発見。
髪の毛の色、茶色金色という単色ではあらわせられないくらいの
緑かかった金色。
眉毛細い。
首元には、ヴィ○○のマフラー。
ものすごーーーっく考えたんだろうな・・・
スーツなんかストライプだし。
それがまったく似合ってないし。
時々、ありがとう♪と頭を下げたくなる鑑賞し続けていたい男子がいたから
ありがたい。
なにゆえジイジとか、そんなことはどうでも・・・よくないが、
とりあえず良しとしておこう。
ジイジとは別に、わたしはある人と会う約束をしていたのだから。
「ここよー」
「あらぁ、久しぶり~」
そう、わたしが待ち合わせをしていたのは、元カレくん母。
トモダチと待ち合わせをして、「それじゃ後で」とどこかに行ってしまったムスメとは違い、
母の後ろには、スーツを来た元カレくんがいるではありませんか。
いやぁ、この前元カレくんに会ったのは、いったいどれくらい前だったのか
思い出せないけれど、あの頃とはちょっと違う。
「大きくなったわね」
あぁ、わたしったら何ということを。
でもそれしか言えないから仕方ない。
実際に、あれからちよっと大きくなったような感じだし。
「これから何かあったら、ボクがムスメちゃんをお守りします」
!!!
「あなたねっ、ちょっと言うことが違うわよ」
その通りかもしれませんね、
元カレくん母。
ジイジはさておき、これから元カレくんとムスメは同級生。
さて、どうなりますことやら。
目がはなせませんっ。
801記事目、おめでとうございます☆
詳しくの明日、楽しみにしております♪
by お茶屋 (2009-04-03 22:37)
「にじいろのさかな」みたいですね。
どうかそのままに。
ご入学おめでとうございます。
by ほーりー (2009-04-04 09:13)
はだいろのたいつ・・・!!!(≧∇≦)☆
by つなみ (2009-04-04 21:59)
お茶屋さん、
これはこれはありがとうございます^^
‘詳しくの明日’のつもりが、
詳しくの明後日になってました…
by masa (2009-04-06 16:57)
flowerwellさん、ありがとうございます。
by masa (2009-04-06 16:57)
ほーりーさん、
ありがとうございます。
「さしすせそ」が「しゃししゅしぇしょ」になってしまうことも
そのままにしておこうと思います。
by masa (2009-04-06 16:59)
今造ROWINGTEAMさん、ありがとうございます。
by masa (2009-04-06 16:59)
yasuoさん、ありがとうございます。
by masa (2009-04-06 16:59)
つなみさん、
どうしてもストッキングという名前が覚えられないみたいです。
挙句の果てには
「ストッキングとタイツはどう違うの?」と聞かれて、
母さん困りました。
by masa (2009-04-06 17:00)
katieさん、ありがとうございます。
by masa (2009-04-06 17:01)
piattopiattoさん、ありがとうございます。
by masa (2009-04-06 17:01)
Sumiちゃん、ありがとうございます。
by masa (2009-04-06 17:02)
ゆっきぃちゃん、ありがとうございます。
by masa (2009-04-12 07:42)